【厚労省_有識者検討会】実施状況のフォローアップなどで今後も検討会継続へ/新たな課題の検討も

【厚労省_有識者検討会】実施状況のフォローアップなどで今後も検討会継続へ/新たな課題の検討も

【2023.06.06配信】厚生労働省は6月6日に開いた「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」について今後も継続していく方針を明らかにした。実施状況のフォローアップなどを行うほか、人口構造の変化や技術革新など、医薬品産業を取り巻く環境の変化を踏まえ、新たな課題も検討する方針。


 同検討会は6日に報告書案を議論し、文言の微修正に関しては座長預かりとし、大筋で了承された格好となっていた。

 これまで後発医薬品を筆頭とした安定供給問題や創薬力の強化、流通問題など、広範なテーマを議論。報告書案の取りまとめでいったん節目となる。

 厚労省は今回の報告書とりまとめ以降も同検討会を継続する方針。
 目的として対応策のフォローアップを行うほか、新たな課題の検討も視野に入れる方向。
 報告書案の中にも「おわりに」として、検討会継続を明示。「対応策として提案した制度の詳細や関係者との合意形成については、関係する各会議体で実施されるべきであり、また、政府において直ちに対応できるものは、各担当省庁において検討の上、速やかに実施すべきである」とする一方、「各会議体での検討や、政府における対応策の実施状況のフォローアップを行うため、本検討会は引き続き議論を行う」とした。また、「人口構造の変化や技術革新など、医薬品産業を取り巻く環境の変化を踏まえ、新たな課題等の検討を行うこととしたい」としている。

この記事のライター

最新の投稿


【次世代研】山本信夫・前日薬会長の特別講演会開催/2026年2月11日に

【次世代研】山本信夫・前日薬会長の特別講演会開催/2026年2月11日に

【2026.11.16配信】次世代薬局研究会(代表理事:武政文彦氏)は2026年2月11日に、前日本薬剤師会会長である山本信夫氏による特別講演会を開催する。


【日本医療機能評価機構】薬包の表記は薬局等で異なるため薬包1包量を確認を/持参薬で

【日本医療機能評価機構】薬包の表記は薬局等で異なるため薬包1包量を確認を/持参薬で

【2025.11.17配信】日本医療機能評価機構は11月17日、「医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.228」を作成・ホームページで公表した。タイトルは、「粉砕調製された持参薬の過量与薬」で、2021年1月1日~2025年9月30日に2件の事例が報告されているもので、第81回報告書「分析テーマ」で取り上げた内容をもとに作成された。


【薬機法改正】「指定濫用防止医薬品」にデキストロメトルファンとジフェンヒドラミン/調査会方針

【薬機法改正】「指定濫用防止医薬品」にデキストロメトルファンとジフェンヒドラミン/調査会方針

【2025.11.11配信】厚生労働省は11月11日、「令和7年度第8回薬事審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」を開き、改正薬機法に定めた「指定濫用防止医薬品」としてデキストロメトルファンとジフェンヒドラミンを指定する方針を了承した。


【薬団連】OTC類似薬についてシンポジウム開催

【薬団連】OTC類似薬についてシンポジウム開催

【2025.11.09配信】薬局団体連絡協議会(薬団連)は11月9日に「第7回シンポジウム」を開き、「OTC類似薬」をテーマに取り上げた。参画団体共通の声明については今後の課題として、今回は策定・公表はしていない。


【東京都薬剤師会】市販緊急避妊薬の「産婦人科医等との連携リスト」関与の方針

【東京都薬剤師会】市販緊急避妊薬の「産婦人科医等との連携リスト」関与の方針

【2025.11.07配信】東京都薬剤師会(都薬)は11月7日に定例会見を開いた。その中で、市販化の見通しとなった緊急避妊薬の販売条件となる「産婦人科医等との連携体制」のリストについて、都薬としても関与していく方針を示した。


ランキング


>>総合人気ランキング