厚生労働省は3月29日の「第13回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」の中で都道府県別の薬剤師偏在指標を公表した。
この中で東京都は「1.28」と目標の1.0を上回っている。
記者からこの指標を含め、東京都とどのように取り組んでいくのか、との質問が出ると、髙橋副会長は「地域や業態によって偏在がある」との見方を示した。
その上で、1つのアイデアとして、例えば離島など薬剤師が不足しているエリアに対して、「ずっと張り付いて(常駐する)ことは難しくても、都薬から、巡回する薬剤師を派遣するようなことができないか、など考えている」と述べた。「これが制度的に可能かどうかなどの詳細な検討はしていない」としつつも、「もしも認めていただければ、多様な働き方に関心のある若い方も、“ずっと”だと首をかしげても、(巡回であればいいなど)柔軟性を持った働き方の提案にもなるのではないか」と話した。
「今後、若い薬剤師に、“病院”か“薬局”か、だけではない話をしていきたい」(髙橋副会長)とした。
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