【薬正堂】ヘルスケアloTサービス「わたしの温度」、沖縄県内の販売代理店に

【薬正堂】ヘルスケアloTサービス「わたしの温度」、沖縄県内の販売代理店に

【2023.04.05配信】薬正堂(沖縄県)は4月5日、ヘルスケアloTサービス「わたしの温度」に関して沖縄県内における総代理店契約を締結し、販売を開始すると公表した。


 すこやかホールディングスグループの株式会社薬正堂(本社:沖縄県沖縄市 代表取締役社長:宮里 敏行氏)は、経営方針「安心と満足の提供」を掲げ、「すこやか薬局」を県内39店舗展開している。

 同社では、専門知識を持つ薬剤師や管理栄養士を中心に「ファミリーフェスタ」や「健康講話」などのイベントを通じて地域の健康サポートに取り組んでいる。
 
 このほど、女性のパフォーマンス向上や健康経営の具体的かつ効果的な推進手段の一環としてトッパン・フォームズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:添田 秀樹氏)が開発したヘルスケアloTサービス「わたしの温度」の県内における総代理店契約を締結し、販売を開始する。

 同社では「セルフモニタリングの重要性の啓蒙と、顧客の心身の状態に合わせた商品の紹介を推進することにより、顧客に寄り添ったサービスを展開して参ります」としている。


 「わたしの温度」は、専用ナイトブラのポケットに入れたウェアラブルデバイスが、寝ている間に女性特有の高温期・低温期を計測。データはスマートフォンに自動連携され、起床時に測定データと履歴、周期予測などをアプリケーションで確認できる。
 デバイス1万6500円(税込)、アプリは無料。専用ナイトブラ(1枚) 3300円(税込)。
 詳細は以下で確認できる。
URL:https://watashino-ondo.toppan-edge.co.jp/

 同社では月経やPMS、出産、不妊、更年期など、女性特有の健康課題について、女性の一生を通じてあらゆるライフステージで出現し、仕事や私生活に大きな影響を及ぼしていると指摘。この影響は、婦人科系疾患の経済的損失が年間6.37兆円(出典:日本医療政策機構)という数字もあり、女性社員への有効なサポート対策に悩む企業が多い現状もあるとしている。ヘルスリテラシー向上のためのセミナー実施は一時的な効果があるものの、継続的な効果が得られないことも課題となっていると指摘する。
 薬正堂は、8割を占める女性社員を対象に健康課題調査を実施した結果、心身の状態を把握することによって労働パフォーマンスが向上し、より積極的な女性活躍のサポートの必要性を認識したとする。そのような中、「わたしの温度」は、誰でも、気軽に、簡単に、女性特有の低温期・高温期といった温度リズムを自動計測でき、ストレス無く継続的に自身と向き合うことができるフェムテック・ソリューションであることから、セルフモニタリングを容易に継続できる点や、将来的なデジタルヘルスへの拡張性の観点を高く評価し、新しい健康文化の醸成に向けた理念も合致したことからこの度の採用にいたったと説明。薬正堂はすこやかグループパーパスの『誰もがしあわせに暮らす未来に、愛を。』を基に、女性がイキイキと活躍できる社会の実現に向けて販売推進事業を取り組んでいきたい考え。

 トッパンフォームズからのエンドースメントは次のようにコメントしている。

このたび薬正堂様のチャネルを通じて、沖縄県の皆様に、当社のヘルスケアIoTサービス「わたしの温度」をご提供する機会をいただき、大変感謝いたします。このサービスのフェムテックによる女性の温度リズムの自動計測が、心身状態の把握に繋がり、労働パフォーマンスの向上を実現する手助けになるものと考えます。今後、情報管理や分析サービスと組み合わせたデジタルヘルスへの拡張も進める予定です。薬正堂様の新しい健康文化の醸成に向けた理念のもと、女性が活躍できる社会の実現にこれからもお役に立てれば幸いです。

(トッパン・フォームズ株式会社 執行役員 新事業開発本部長 鳥越 秀氏)

この記事のライター

関連するキーワード


薬正堂

最新の投稿


【規制改革WG】事前処方・調剤の質疑への回答公表/在宅医療における円滑な薬物治療の提供で

【規制改革WG】事前処方・調剤の質疑への回答公表/在宅医療における円滑な薬物治療の提供で

【2025.05.01配信】規制改革推進会議「健康・医療・介護ワーキング・グループ(第5回)」が5月1日、開催された。その中で令和7年3月14日に開催された「第2回健康・医療・介護 WG」に関する委員・専門委員からの追加質疑・意見に対する厚生労働省の回答を公表した。


【東京都薬務課】健康食品試買調査結果、79%が違反/効能効果の標榜に販売店のチラシなども注意

【東京都薬務課】健康食品試買調査結果、79%が違反/効能効果の標榜に販売店のチラシなども注意

【2025.04.30配信】東京都薬務課は4月30日に定例会見を開き、都が毎年行っている健康食品試買調査の結果を説明した。124製品中、98製品、79%に不適正な表示、広告が発見されたという。医薬品的な効能効果の標榜を禁止している薬機法違反も多いが、景品表示法、食品表示法、特定商取引法などの違反も見られる、都では複数の法律で規制されている健康食品を取り扱う事業者に向けて講習会を開いており、講習会参加なども生かして法令遵守に取り組んでほしいとしている。


【厚労省_疑義解釈(その24)】DX加算のマイナ保険証利用率について

【厚労省_疑義解釈(その24)】DX加算のマイナ保険証利用率について

【2025.04.28配信】厚生労働省は4月25日、診療報酬改定についての「疑義解釈(その24)」を発出した。「医療DX推進体制整備加算」の施設基準の1つであるマイナ保険証利用率について回答。4月については在宅患者を分母から引いて構わないとしている。現在は通常の外来患者がマイナ保険証を利用した場合のみが反映されているため。5月以降については、居宅同意取得型のオンライン資格確認によるマイナ保険証利用件数が社会保険診療報酬支払基金から通 知するマイナ保険証利用率集計に含まれる予定。


【日本薬剤師会】電子お薬手帳ビューワー、他職種への周知を依頼

【日本薬剤師会】電子お薬手帳ビューワー、他職種への周知を依頼

【2025.04.26配信】日本薬剤師会は電子おくすり手帳簡易ビューワーアプリ「e薬 SCAN」について、他職種への周知依頼を都道府県薬剤師会宛てに発出した。


【財政審】 後発薬調剤体制加算等、政策目標の達成状況を踏まえ「必要に応じ報酬体系の再編を」

【財政審】 後発薬調剤体制加算等、政策目標の達成状況を踏まえ「必要に応じ報酬体系の再編を」

【2025.04.23配信】財務省は4月23日に財政制度等審議会「財政制度分科会」を開催した。


ランキング


>>総合人気ランキング