体外診断薬のOTC化に関しては、新型コロナウイルス感染症の流行下で進展した経緯がある。
コロナ検査キットは医療用を特例的に薬局で販売することから制度変更が始まり、その後、コロナ検査キットはOTC医薬品とすることとなった(第1類医薬品)。
コロナ検査キットはOTCの新たな体外検査薬ができただけでなく、これまでのOTC体外検査薬における検体対象の拡大にもつながった。これまでの検体は尿(尿糖・尿蛋白・妊娠・排卵日などの検査)であったが、鼻腔ぬぐい液が検体に追加されることになった。
こうした流れの中で、中澤氏は、今後は穿刺血も認めることでコレステロールや中性脂肪、血糖値、肝機能などの検査も可能になるとし、それにより慢性疾患を探知することができるようになるのではないかと期待を示した。
「業界の課題として、日本OTC医薬品協会などとも協力して取り組んでいきたい」(中澤氏)と意欲を示した。
加えて、コロナ検査キットについては現在の第1類医薬品から第2類医薬品とすること、インフルエンザ検査キットをOTC化することも与党に要望していることも報告した。
特にインフルエンザとコロナの同時検査キットについては「(OTC化されていないことは)不合理」と指摘した。
【ドラッグストア協会】コレステロールや中性脂肪含めた体外診断薬のスイッチOTCに期待
【2022.11.17配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は11月17日、「2022年後期ドラッグストア業界研究レポート報告会」を開催した。この中で講演した同協会専務理事の中澤一隆氏はコレステロールや中性脂肪含めた体外診断薬のスイッチOTCに期待を示した。これらは現在は認められていない穿刺血が必要となるが、中澤氏は「日本OTC医薬品協会などと協力し取り組んでいきたい」と意欲を示した。
最新の投稿
【2026.10.14配信】日本薬剤師会(日薬)会長の岩月進氏は10月14日に開かれた定例会見で、日本保険薬局協会など薬局関連団体が中央社会保険医療協議会(中医協)へ委員参画を求める意見を公表したことに対してコメントした。
【2026.10.12配信】10月12日、新潟で開かれた「第59回日本薬剤師会学術大会」が閉幕した。来年、2027年の第60回大会は福島県で開催される。大会運営委員長を務める福島県薬剤師会会長の長谷川祐一氏は、「東日本大震災という困難を乗り越えた経験のある福島だからこそ発信できる学びと実践を全国の皆様と共有できる大会を目指す」と語った。
【日薬都道府県会長会】攻めの予防医療「U.E.N.O.Plan」に薬剤師の文字ないのは「残念」/奈良県薬
【2026.10.10配信】日本薬剤師会は10月10日に都道府県会長協議会を開催した。この中で奈良県薬剤師会会長の後岡伸爾氏は厚生労働省が公表した「攻めの予防医療」の施策である「U.E.N.O.Plan」に、薬剤師や薬局の文字がなかったことに対し「残念だ」との考えを示した。
【日本薬剤師会】2027年1月に“OTC類似薬”の説明会実施/都道府県薬担当役員向け
【2026.10.10配信】日本薬剤師会は10月10日に都道府県会長協議会を開催した。
【JACDS】NPhAの「中医協“産業側”参画要望」実現へ全面的な支援を表明
【2026.10.09配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の塚本厚志会長は10月9日、本紙の取材に応え、日本保険薬局協会(NPhA)が中央社会保険医療協議会(中医協)の“産業側”委員として参加することを含めた要望書をまとめたことに対し、「全面的に支援したい」との見解を表明した。