開催背景として、薬学教育モデル・コア・カリキュラムが令和4年(2022年)度に改訂され、令和6年(2024年)度の1年生から導入されることを挙げる。今回の改訂の大きな特徴は、医学・歯学・薬学のコアカリが歩みを揃えることとする。
そういった中、テーマに「薬剤師に求められるプロフェッショナリズムを再考する〜医学教育の変遷から学ぶ、これからの社会に求められる薬剤師の育成〜」と題したオンラインシンポジウムを開催する。
プログラムは以下の通り。
ー第1部ー
・オープニング
開催にあたり 木暮 喜久子氏(薬学ゼミナール 学長)
・基調講演1
「医学教育コアカリキュラムの改訂からみえる将来の医療者像」
錦織 宏氏(名古屋大学大学院医学系研究科 総合医学教育センター 教授)
・基調講演2
「これからの薬剤師に必要な能力・役割とその教育」
前野 哲博氏(筑波大学 教授 / 筑波大学附属病院 副病院長・総合診療科長)
ー第2部ー
・パネルディスカッション
「変わる薬学教育、現場教育における必要な心構えとスキルとは」
座長:前野 哲博氏
1.パネリスト講演1
「大学における薬学教育の現状と課題」
亀井 美和子氏
(帝京平成大学薬学部 学部長)
2.パネリスト講演2
「現場における薬剤師教育の現状と課題」
永田 泰造 氏
(公益社団法人東京都薬剤師会 会長)
3.パネルディスカッション・質疑応答(35 分)
パネリスト 錦織 氏 ・亀井 氏・ 永田 氏
錦織氏の基調講演1では、医学教育における改革からみえる、将来の医療者像を解説する。
前野氏の基調講演2では、これからの社会に求められる薬剤師の業務拡大と、それを担えるための
教育のあり方について解説する。
卒後教育と卒前教育の融合の必要性も叫ばれる中、薬学教育の展望を知ることは、現場の薬剤師にとっても大きな示唆となると考えられる。
下記から詳細の確認・申し込みができる。
https://www.yakuzemi.ac.jp/2210symposium/

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【2022.09.05配信】東京都薬剤師会と薬学ゼミナール生涯学習センターは10月30日、「これからの薬学教育・薬剤師業務の在り方を考えるオンラインシンポジウム」を共同で開催する。令和4年度に改訂され、令和6年度から導入される薬学教育モデル・コア・カリキュラムも大きなテーマにする。大学教職員のほか、薬剤師を対象として開催するもの。
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