【大木ヘルスケアHD】松井社長「75歳まで働ける社会への貢献を提案」/新たに手芸店のユザワヤとも連携

【大木ヘルスケアHD】松井社長「75歳まで働ける社会への貢献を提案」/新たに手芸店のユザワヤとも連携

【2022.06.22配信】ヘルスケア卸大手の大木ヘルスケアホールディングスは、同社主催の展示会開催にあたり会見を開いた。この中で同社社長の松井秀正氏は「ヘルスケア産業として、人口動態が大きく変化する中で75歳まで働ける社会への貢献を提案したい」と語った。具体的にはフィットネス機器に加えてフレイル予防に役立つバランスの良い食事のほか、顧客であるドラッグストアが行政と連携したイベントを介して地域コミュニティへのより参画を促進することなどを提案している。新規出展協力企業として手芸店のユザワヤも参画。高齢者のフレイル予防のカテゴリーとして提案を行った。


 同社は東京都内のTRC東京流通センターで6月21日、22日の両日、「2022秋冬用カテゴリー提案商談会」を開催した。

 2日目となる22日に、会見を開いた。

 この中で同社社長の松井秀正氏は、75歳まで働ける社会への貢献を提案したいと語った。次のように語った。

 「これまで展示会ではなく“提案商談会”と銘打って開催してきたが、どうしても商品軸になってしまう傾向があった。そのため今回は、実験的にメーカーさんの単独ブースを廃した。あくまで、ソリューション提案の中で商品を紹介する形式にした。
 
 今、一番大きなキーワードは人口動態の変化だ。労働人口が減少し、支え手と支えられる高齢者のバランスが大きく崩れる中で、75歳まで働くことを意識していくことは社会的にも重要だ。当社も社内で75歳まで働くことを意識するように社員に話している。そういう意識をすると、不摂生をするのではなく、自分で意識するようになり、サプリメントや医薬品、ヘルスケアの商品群が必要になってくる。

 そういう社会のためにドラッグストア、小売業が行政と連携をしていくことも重要だ。その1つのきっかけとして当社が提案しているシナプソロジーといった簡単な運動のイベントなども活用してほしい。地域のハブステーションとしての役割を高めると同時に、行政の取り組みをこれまでの考えのようにボランティアの意識ではなく、きちんとビジネスに変えていく必要がある」と話した。

 具体的にはフレイル対策の提案を数多く行っており、フィットネスグッズに加えて、バランスのよい食事をサポートする商品やサプリメントなどを提案していた。

 加えて新たな連携企業として手芸店のユザワヤが出展したが、これについて松井社長は「手芸もフレイル予防や、行政と連携したイベントにも活用できるものだ。その考えで提案している」と話した。

 同社は「医薬品スタンディングの美と健康と快適な生活にウイングを持つ需要創造型の新しい中間流通を理念に掲げている。
 現在、主要な顧客はドラッグストアだが、松井社長は「業態や業種から考えるのではなく、生活者の方がどんなソリューションを提案すれば、より快適な生活にたどりつくのかをチャレンジしていきたい」とし、ドラッグストア以外の流通とも幅広く連携していく方針を示した。

 加えて、卸業の役割も積極的に提案しなおしているとし、「流通は届けるという機能だけでなく、金融機能やデータエクスチェンジなどの機能がある。顧客の先の生活者に流通業としてどういうサポートができるのか、ソリューションを提案していきたい」と説明。例えば大規模している小売業では、新たな売り場構築に対してリスクをとることも難しくなる中で、ソリューションを提案することで卸としての価値も提案できる、と説明した。

会見した大木ヘルスケアホールディングス社長の松井秀正氏

この記事のライター

最新の投稿


【薬剤師臨床研修】全国31グループで“病院間”連携で実施/日病薬

【薬剤師臨床研修】全国31グループで“病院間”連携で実施/日病薬

【2026.08.20配信】日本病院薬剤師会は8月19日に定例会見を開き、薬剤師臨床研修事業の実施について説明した。全国31グループを認定し、地域の複数の病院や薬局が連携して臨床研修を実施する。単独ではガイドラインに準拠した臨床研修の実施が難しい医療機関でも施設間連携により可能とし、実施施設の増加を目指す。関連する調査研究や指導薬剤師のe-ラーニングは厚労省委託事業として採択された。


【厚労省】ビラノアNとアレジオン点眼薬を要指導薬に指定へ

【厚労省】ビラノアNとアレジオン点眼薬を要指導薬に指定へ

【2026.08.19配信】厚生労働省は8月19日、要指導・一般用医薬品部会を開催。ビラノアNとアレジオン点眼薬を要指導薬に指定する要否について議論し、両剤ともに要指導医薬品に指定する方針とした。


【病院薬剤師会】熊本の医療機関へ累計7名の薬剤師派遣/県と病薬の契約なく厚労省から派遣要請受託

【病院薬剤師会】熊本の医療機関へ累計7名の薬剤師派遣/県と病薬の契約なく厚労省から派遣要請受託

【2026.08.19配信】日本病院薬剤師会は8月19日に開いた定例会見で熊本地震への対応について説明した。


【日本総研レポート】「社会保険料負担軽減の焦点は医療保険制度改革」/成瀬道紀氏

【日本総研レポート】「社会保険料負担軽減の焦点は医療保険制度改革」/成瀬道紀氏

【2026.08.18配信】日本総研は8月12日、経済・政策レポート「社会保険料負担軽減の焦点は医療保険制度改革」を公表した。執筆は成瀬道紀氏。レポートでは骨太の方針に現役世代の社会保険料率引き下げが明記されたこと触れ、医療保険料率をどこまで引き下げられるかが焦点となると指摘。医療費への税投入増加を展望しにくい財政環境だとし、OTC類似薬など患者自己負担の増加の政策がとられているものの大きな財政効果は見込みにくいとし、医療の必要性に応じた給付のメリハリや供給側における効率的な医療サービス提供を促す改革が求められるとしている。


【地域連携薬局】「地域が持つべき体制への協力」/厚労省 前・薬局地域機能推進企画官の大井恒宏氏に聞く

【地域連携薬局】「地域が持つべき体制への協力」/厚労省 前・薬局地域機能推進企画官の大井恒宏氏に聞く

【2026.08.18配信】厚労省は6月30日、認定薬局の新基準に関する省令を公布した。その内容や趣旨について厚労省 医薬局総務課 前・薬局地域機能推進企画官の大井恒宏氏が本紙の取材に応えた。 <有料版「ドラビズ for Pharmacy」7/17・22号より一部抜粋>


ランキング


>>総合人気ランキング