【日本薬剤師会】岩月会長、中医協「調剤」での「病院薬剤師」議論にコメント

【日本薬剤師会】岩月会長、中医協「調剤」での「病院薬剤師」議論にコメント

【2025.09.11配信】日本薬剤師会は9月11日に定例会見を開いた。その中で岩月進会長は、10日に開かれた中央社会保険医療協議会総会で、「調剤」の議題の中で「病院薬剤師」について多くの意見が挙がったことについてコメントした。


問題解決の主体はあくまで病院

 岩月会長は、病院薬剤師不足の問題について、問題解決の主体は誰かをおさえる必要があるのではないかとの見解を示した。主な所管は病院であるとの考えを示した。

 岩月会長は「偏在は事実であり、是正は急務」としつつも、「中医協の枠組みを考えた時にそれが誰の仕事なのかを考えると、病院の職員の問題である」と述べた。「仮に人材供給をどうするのかという話が出れば全く対応しませんなど、そういうことではないが、主体はどこなのかは議論すべきだと思う」とした。

 加えて、無薬局地域や薬局が不足している地域の問題については薬剤師会が主な主体として尽力していく考えも示した。
 こうした発言の背景には、中医協の「調剤」は通常、「医科」とは区別して議論されることがある。

 岩月会長は、「あくまでそれぞれが主体性を持って取り組むべき議論」との見解を示した。

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