【日本薬剤師会】薬剤師PR資材を制作/「親子で知る薬剤師のお仕事」

【日本薬剤師会】薬剤師PR資材を制作/「親子で知る薬剤師のお仕事」

【2025.09.11配信】日本薬剤師会は9月11日に定例会見を開き、その中で薬剤師PR資材「親子で知る薬剤師のお仕事」を制作したと説明した。リーフレットのほか、短編動画も制作した。


 学校・教育現場や地域での活用を想定する。
 
 薬剤師業務の紹介資料として、リーフレット「親子で知る薬剤師のお仕事」(小学生・中学生・高校生向け)及び短編動画(小学生向け)を作成した。

 学校薬剤師による薬物乱用防止教室や、令和7年度「薬と健康の週間」(毎年10月17日~23日)に合わせて各地で開催されるイベント等において、積極的に活用される予定。

 背景として日本薬剤師会では、少子化の時代を迎え、子どもの能力開発に高い関心を持つ保護者は増えており、早期教育として「仕事とは何か」「どのような仕事が自分には向いているのか」というような、いわば職業観や就労意識に関する本質的なコミュニケーションを各家庭で図る機会が増えつつあるとしている。

 リーフレットは、児童・生徒の学年ごとの興味や理解度に配慮し、小学生・中学生・高校生向けの3種類を作成。薬剤師という職業の社会的意義や多様な活躍の場について紹介する内容となっているという。
 また、短編動画は、文章や図表では理解が難しい年齢層の児童に対しても、視覚・聴覚の両面から直感的に情報を伝えることができ、学習の幅を広げるものとして活用していく。

 これらの教材が、児童・生徒および保護者の学びや気づきの機会となり、将来の職業選択を考える一助となればとの考え。
 日本薬剤師会としては、今後も薬剤師という職業の社会的意義や多様な活躍の場について、子どもたちが「体感的に」理解できる機会の創出を目指し、継続してさまざまな取り組みを行っていく方針。

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