概要を説明した専務理事の上野清美氏は、個々の薬局の努力だけではなく、「地域」としての取り組みが地域医薬品提供体制には必要ということが基盤だとした上で、行政や他職種との連携も重要だと説明した。
アクション1〜6のうち、1は日薬も尽力した地域の薬局のリスト化、2は医薬品の情報を地域で把握すること、3は一次救急を含めた地域の医療体制の確認。1〜3を踏まえ、課題を把握。
次のステップとなる4〜6は、4が休日・夜間対応、5が在宅対応、6が離島・僻地対応などになる。
中でも5の在宅対応は、厚労省の薬局機能検討会でも諸々の指摘があったところ。
アクションリストでは例えば薬剤師会に相談窓口を設置して困りごとに対し一元的に対応することも挙げられている。
個々の薬局の対応として、 緊急に医薬品が必要な状況をできるだけ発生させないよう、医師と協議し、「予見できる範囲において、あらかじめ処方・調剤した薬剤を患者宅へ配置しておく等の工夫」や「患者宅にある一般用医薬品の活用」を記載した。
上野専務理事はこうした在宅対応については、「事前に協議するということをしっかりやってほしい」と述べるとともに、「これ以上のところは地域の実情、患者さんの実情がある」とした。また、こうした在宅対応が現状でどの程度現場で浸透しているのかとの質問に対しては、「全体を網羅的に把握しているものではないが、(個々の薬局がこうした対応を)完璧にできているかというと不十分な部分はあるだろうと。だからこそできていない部分への取り組みが必要」とした。
岩月進会長も地域医薬品提供体制に関して、「絶対にやらなければいけない仕事」と強調した。
【日本薬剤師会】“アクションリスト”説明/在宅対応では「予見できる範囲であらかじめ処方・調剤した薬剤を患者宅へ配置」
【2025.07.25配信】日本薬剤師会は7月25日に定例会見を開き、このほど公表した「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」について説明した。
最新の投稿
【ハザマ薬局】創業50周年記念学術講演会開催/澤芳樹氏が講演
【2026.09.13配信】ハザマ薬局を運営するファルメディコ株式会社(狭間研至社長)は9月13日、同社創業50周年を記念した「学術講演会」を開催した。2027年4月に大阪で開催を予定している「第32回日本医学会総会」会頭の澤 芳樹氏(大阪大学名誉教授、大阪けいさつ病院 総長)が講演した。
【日本保険薬局協会】調剤報酬改定、「地方」に厳しい可能性/影響調査
【2026.09.10配信】日本保険薬局協会は9月10日に定例会見を開き、令和8年度調剤報酬改定の影響調査を公表した。
【2026.09.09配信】厚生労働省は9月9日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開き、“OTC類似薬”に関連する処方箋様式の改正案を示した。「一部保険外療養」の欄を追加する。
【OTC薬協】小学校へ出前授業/『健康教育に関する取り組み from TOKYO』
【2026.09.08配信】日本OTC医薬品協会(会⾧:上原 茂氏)は、『健康教育に関する取り組み from TOKYO』の取り組みに関するニュースリリースを発信した。大田区教育委員会(教育⾧:小黒 仁史氏)の協力のもと、2025年12月~2026年3月にかけて、区立小学校8校の5・6年生約850人を対象に「健康とくすり教室」を実施。取り組みの継続的な定着につなげるため、一般社団法人大田区薬剤師会(会⾧:田中 敏郎氏)および一般社団法人蒲田薬剤師会(会⾧:多田 善幸氏)の協力を得て、実施校の学校薬剤師にも授業を参観してもらったという。
【次世代薬局研究会】特別講演会「医薬品のドラッグロス、バックオーダー(供給不足・出荷調整)を考える」
【2026.09.08配信】次世代薬局研究会は10月18日(日)に特別講演会を開催する。テーマは、「医薬品のドラッグロス、バックオーダー(供給不足・出荷調整)を考える」。講師は日本製薬工業協会(製薬協) 産業政策委員会 委員長の草開義隆氏。