能登半島地震での協力体制を経験として
日本薬剤師会においては、令和6年1月1日に発生した能登半島地震において、被災地域の医療支援活動を行い、全国から延べ4800人の薬剤師を現地に派遣した。
当時、被災地では支援活動に使用する車両不足が深刻な状況にある中、埼玉県中古自動車販売協会・商工組合の会員事業所より供給いただいたレンタカー車両を、被災地域の医療体制の復旧のため活用させてもらっていた。
今回、こうしたきっかけと経験を踏まえ、災害発生時に薬剤師による医療支援活動が必要となった際に備えて、日本薬剤師会は埼玉県中古自動車販売協会・商工組合と「薬剤師の災害支援活動に伴う車両供給における連携協定」を締結することになった。また、災害時の運用にあたっては、地元薬剤師会の協力が不可欠であることから、今回の協定には埼玉県薬剤師会も参画することになった。
4月22 日には埼玉県さいたま市で締結式典を執り行う。
締結式典には、埼玉県中古自動車販売協会・埼玉県中古自動車販売商工組合会長・理事長の添野健氏のほか、日本薬剤師会会長の岩月進氏(代理:常務理事の山田卓郎氏)、埼玉県薬剤師会会長の斉藤祐次氏などが出席する予定。