【ドラッグストア協会】ショー実行委員長・佐藤文則氏が会見/今年のテーマは「多様性」

【ドラッグストア協会】ショー実行委員長・佐藤文則氏が会見/今年のテーマは「多様性」

【2024.08.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は8月6日、「第24回JAPANドラッグストアショー」の実行委員長記者会見を行った。今回の実行委員長は佐藤文則氏(よどや代表取締役社長)が務める。


 「第24回JAPANドラッグストアショー」は今年、8月30日(金)・31日(土)・9月1日(日)の3日間開催される。
 8月30日~9月1日は業界関係者による商談日であり、8月31日・9月1日が一般公開日。

 今回の実行委員長は佐藤文則氏(よどや代表取締役社長)が務め、6日に会見を行った。

 佐藤実行委員長は、今年のテーマを「これからの多様性のある社会に向けたドラッグストアの挑戦〜自分にあったセルフメディケーションを探して〜」としたことを説明。
 SDGs、女性活躍、リスキリングなど一人一人の生き方や働き方が多岐にわたって尊重される時代になってきているとし、ドラッグストアの最近の新商品でもSDGsやフェムケアなどを意識した商品が増え、今までとは違った売り場作りや接客環境、エコ意識が求められていると語った。

 佐藤実行委員長は、ショー全体としてSDGsやLGBTQといったテーマを訴えることには難しさもあると明かした上で、出展企業へ訪問した際には、多様化してきている商品の価値観を来場者に知らせる場として欲しいと要望したと話した。
 「昔は1つの商品がすごく売れてた時代があった。しかし、やはりそれぞれのカテゴリーでちょっと違う部分が出てきている。各企業さんには“うちの商品はこういう点がオススメなんです”“この商品はほかの商品に負けない”ということを出していただけたら」(佐藤実行委員長)。
 なお、会場で配られるガイドブックでは佐藤実行委員長が多様性対応に向けた思いを巻頭対談企画でふんだんに語っているといい、事務局は「ぜひ当日配られる誌面を楽しみにしてほしい」と語った。

 また、ショーの広報の面ではSNSの影響が大きくなっていることにも触れ、インフルエンサーなどと協働した広報にも力を入れているとした。

 最後に佐藤実行委員長は来場者へ向けて、「ドラッグストアショーは医薬品、化粧品、雑貨、食品など生活に関わるすべてのものを取り扱いしていると思っていますので、ぜひドラッグストアショーに来ていただいて、ドラッグストアでこんなものがあるんだ、こういう商品の提案があるんだな、などと感じてもらい、よりお客様にドラッグストアを身近に感じていただいきたい」とメッセージを発信した。協会が掲げる取り組みである「健活ステーション」についても展示する予定とした。

「第24回JAPANドラッグストアショー」
実行委員長
佐藤 文則氏
(株)よどや 代表取締役社長

この記事のライター

関連するキーワード


JAPANドラッグストアショー

関連する投稿


【ドラッグストア協会】2022年のJAPANドラッグストアショーは8月に東京ビッグサイトで/実行委員長は大賀薬局の大賀社長

【ドラッグストア協会】2022年のJAPANドラッグストアショーは8月に東京ビッグサイトで/実行委員長は大賀薬局の大賀社長

【2021.05.20配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は5月20日に定例会見を開き、次回、「第22回JAPANドラッグストアショー」の開催について、2022年8月に東京ビッグサイトで開くことを公表した。実行委員長は大賀薬局(福岡県)社長の大賀崇浩氏が務める。


「第21回JAPANドラッグストアショー」の概要明らかに! 国内最大級規模のオンラインイベントの成功に期待

「第21回JAPANドラッグストアショー」の概要明らかに! 国内最大級規模のオンラインイベントの成功に期待

【2020.09.09配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は、2021年3月に開催を予定している「第21回JAPANドラッグストアショー」に関して、初めてとなる出展者説明会を開催し、その概要が明らかになった。JACDSとして初となるオンラインによる開催が公表されていたため、関心が高まっていた。第19回には12万6000人超が参加しており、オンラインでの国内最大規模のイベントの成功に注目が集まる。


【JACDS会見①】来年3月のドラッグストアショーはオンラインで開催

【JACDS会見①】来年3月のドラッグストアショーはオンラインで開催

【2020.08.21配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は8月21日午後3時45分から会見を開いた。一般社団法人化を記念して開いたもの。その中で、来年3月に開催を予定しているJAPANドラッグストアショーについて、オンラインでの開催に踏み切ることを表明した。会場によるリアルでの開催はしない。いうまでもなく、新型コロナウイルス感染症拡大に配慮したものだが、オンライン開催は協会として初めての試みになる。


最新の投稿


【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【医薬品情報把握システムの検討活発化】薬剤師会“アクションリスト”実践へ/MSNW「LINCLEちいき版」を全国の都道府県薬へ提案中

【2025.08.08配信】日本薬剤師会が公表した「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」。このうちの1つの事項である「地域の医薬品情報の把握・共有の取組」。この実践へ向けて情報共有のためのシステム選定の動きも活発化してきた。こうした中、メディカルシステムネットワーク(MSNW)では、もともと地域薬剤師会と共に開発を進めてきた「LINCLEちいき版」の提案を強化している。すでに10以上の都道府県薬剤師会への提案を進行中だという。


【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【厚労省】保険調剤「確認事項」公表/2枚処方箋で投薬期間上限を超えるなど不適切事例

【2025.08.08配信】厚生労働省はこのほど、保険調剤「確認事項」(令和7年度改訂版)を公表した。2枚処方箋を受け付けることにより、投薬期間上限を超えるなどの不適切事例を指摘している。


【東京都薬務課_危険ドラッグ】オピオイド受容体に働く成分を新規指定/水際対策の一環

【東京都薬務課_危険ドラッグ】オピオイド受容体に働く成分を新規指定/水際対策の一環

【2025.07.30配信】東京都薬務課は7月30日、定例会見を開き、7月3日に危険ドラッグに指定した成分について説明した。指定した3成分はいずれも興奮、陶酔又は幻覚作用等を有する。すでに厚労省でも医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に規定する大臣指定薬物に指定され、令和7年7月13日をもって施行された。


【ドラッグストア協会】濫用防止薬に関わる業界販売ガイドライン、年内省令発出後の公表予定

【ドラッグストア協会】濫用防止薬に関わる業界販売ガイドライン、年内省令発出後の公表予定

【2025.07.29配信】日本チェーンドラッグストア協会は7月29日に定例会見を開き、改正薬機法で定める指定濫用防止医薬品の販売に関する業界ガイドラインに関して、年内をメドとする省令発出後に公表する見込みであることを説明した。


【ドラッグストア協会】参議院選挙結果報告/「本田顕子氏を本気で応援した」

【ドラッグストア協会】参議院選挙結果報告/「本田顕子氏を本気で応援した」

【2025.07.29配信】日本チェーンドラッグストア協会は7月29日に定例会見を開き、参議院選挙の結果報告をした。


ランキング


>>総合人気ランキング