「第24回JAPANドラッグストアショー」は今年、8月30日(金)・31日(土)・9月1日(日)の3日間開催される。
8月30日~9月1日は業界関係者による商談日であり、8月31日・9月1日が一般公開日。
今回の実行委員長は佐藤文則氏(よどや代表取締役社長)が務め、6日に会見を行った。
佐藤実行委員長は、今年のテーマを「これからの多様性のある社会に向けたドラッグストアの挑戦〜自分にあったセルフメディケーションを探して〜」としたことを説明。
SDGs、女性活躍、リスキリングなど一人一人の生き方や働き方が多岐にわたって尊重される時代になってきているとし、ドラッグストアの最近の新商品でもSDGsやフェムケアなどを意識した商品が増え、今までとは違った売り場作りや接客環境、エコ意識が求められていると語った。
佐藤実行委員長は、ショー全体としてSDGsやLGBTQといったテーマを訴えることには難しさもあると明かした上で、出展企業へ訪問した際には、多様化してきている商品の価値観を来場者に知らせる場として欲しいと要望したと話した。
「昔は1つの商品がすごく売れてた時代があった。しかし、やはりそれぞれのカテゴリーでちょっと違う部分が出てきている。各企業さんには“うちの商品はこういう点がオススメなんです”“この商品はほかの商品に負けない”ということを出していただけたら」(佐藤実行委員長)。
なお、会場で配られるガイドブックでは佐藤実行委員長が多様性対応に向けた思いを巻頭対談企画でふんだんに語っているといい、事務局は「ぜひ当日配られる誌面を楽しみにしてほしい」と語った。
また、ショーの広報の面ではSNSの影響が大きくなっていることにも触れ、インフルエンサーなどと協働した広報にも力を入れているとした。
最後に佐藤実行委員長は来場者へ向けて、「ドラッグストアショーは医薬品、化粧品、雑貨、食品など生活に関わるすべてのものを取り扱いしていると思っていますので、ぜひドラッグストアショーに来ていただいて、ドラッグストアでこんなものがあるんだ、こういう商品の提案があるんだな、などと感じてもらい、よりお客様にドラッグストアを身近に感じていただいきたい」とメッセージを発信した。協会が掲げる取り組みである「健活ステーション」についても展示する予定とした。
「第24回JAPANドラッグストアショー」
実行委員長
佐藤 文則氏
(株)よどや 代表取締役社長