【加藤厚労相】AIホスピタル視察/調剤ピッキングも

【加藤厚労相】AIホスピタル視察/調剤ピッキングも

【2023.07.25配信】加藤勝信厚労相は7月24日、2018年に内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム「AIホスピタルによる高度診断・治療システム」に採択されていた慶應義塾大学病院を視察した。調剤業務を支援するピッキングロボット、病棟などに薬剤や検体を配送する自動配送ロボットも含まれていた。


加藤大臣「調剤業務の支援であれば、これまでそれぞれ薬剤師さんがやっておられた過程はロボット等が行い、随分効率化が図られていくのではないか」

 同プログラム期間は5年間で2022年には終了しているが、それ以降にも独自に進化しているということで視察となったという。様々なAI技術、ロボット技術を病院内に実装し、医療の質の向上、医療従事者の負担軽減に取り組んでいる。調剤業務を支援するピッキングロボット、病棟などに薬剤や検体を配送する自動配送ロボットも視察したという。

 視察後に会見した加藤勝信厚労大臣の発言要旨によると、歩行に不安のある患者の移動を支援するためのAI自動車いすに実際に大臣も乗ったといい、「大変快適でありました」とした。また、超音波画像などの検査データを患者自身のスマホに送信して即時に共有する取組についても、実際にデモンストレーションがあり、病院と患者のやりとり・情報共有の電子化の状況についても聞いたという。

 さらには問診等においてITを活用することによって、問診の質を上げるだけではなく、問診データをそのままカルテに移行するということで医師にとっての労力の節約にも繋がっているという。

 調剤ピッキングロボットや自動配送ロボットについては、加藤大臣は「これはむしろ高スキルではないが、こうしたものを活用する色々なスキルに合わせて、それぞれに取り組んでおられた。我々は今、医療DXを岸田総理を先頭に取り組みをしている。まさに慶應病院で取り組んでいるようなデジタルトランスフォーメーションが、それぞれの病院・医療機関で、そしてそれが日本全体としてネットワークを組んでいくということによって、さらに国民にとって本人の持っておられる様々な患者データ、診療データに基づいて、より質の高い医療を受けていただける。こういうことが可能になると思っている」と述べた。「日本のプレゼンスを上げていくことにも繋がっていくという思いを確信をした」とし、過日決定した医療DXの推進に関する工程表に沿って取り組みを進める決意を述べていた。

 人手不足対策においても、「例えば調剤業務の支援であれば、これまでそれぞれ薬剤師さんがやっておられた過程はロボット等が行い、最後は薬剤師さんが確認されるわけですが、そういったことで随分効率化が図られていくのではないか」としていた。

この記事のライター

関連するキーワード


加藤勝信 調剤ロボット

最新の投稿


【令和8年度調剤報酬改定_疑義解釈14】特定薬剤管理指導加算3のバイオ後続品算定、先行品と同額以上薬価でも算定可

【令和8年度調剤報酬改定_疑義解釈14】特定薬剤管理指導加算3のバイオ後続品算定、先行品と同額以上薬価でも算定可

【2026.10.28配信】厚生労働省は10月28日、令和8年度調剤報酬改定の「疑義解釈(その14)」を発出した。バイオ後続品の薬価が、先行バイオ医薬品の薬価より高い又は同額である場合であっても、当該バイオ後続品の品質、有効性、安全性等について患者に説明を行った場合は、特定薬剤管理指導加算3のロを算定して差し支えないとした。


【令和8年度調剤報酬改定_疑義解釈14】地域活動としての学校薬剤師業務、届出は委嘱状の写しを添付

【令和8年度調剤報酬改定_疑義解釈14】地域活動としての学校薬剤師業務、届出は委嘱状の写しを添付

【2026.10.28配信】厚生労働省は10月28日、令和8年度調剤報酬改定の「疑義解釈(その14)」を発出した。服薬管理指導料関連では、かかりつけ薬剤師の要件である地域活動として、学校薬剤師業務を届け出る場合は教育委員会又は学校長等が発行した委嘱状の写しを添付することとした。


【東京都薬務課】NHKスペシャルの市販薬乱用報道を注視

【東京都薬務課】NHKスペシャルの市販薬乱用報道を注視

【2026.10.27配信】東京都薬務課は10月27日に定例会見を開いた。


【東京都薬務課】医薬品成分を含有する製品の発見/ゲンノショウコ(地上部)

【東京都薬務課】医薬品成分を含有する製品の発見/ゲンノショウコ(地上部)

【2026.10.27配信】東京都薬務課は10月27日に定例会見を開き、医薬品成分を含有する製品の発見について報告した。医薬品成分であるゲンノショウコ(地上部)を含有している製品が発見された。


【日病薬】病棟薬剤業務実施加算300 点は「病院内完結型から地域連携へ発想転換した加算」/武田会長

【日病薬】病棟薬剤業務実施加算300 点は「病院内完結型から地域連携へ発想転換した加算」/武田会長

【2026.10.26配信】日本病院薬剤師会会長の武田泰生氏は、令和8年度診療報酬改定で新設された「病棟薬剤業務実施加算300点」について、「病院内完結型から、地域連携を見据えたシームレスな薬物治療管理へと診療報酬の思想そのものを転換した加算だ」との考えを示した。10月24日に開かれた地方連絡協議会の冒頭、会長演述で語ったもの。


ランキング


>>総合人気ランキング