【日薬】日薬研究助成の事業を決定/「医療デジタルデバイスを活用した患者アセスメント教育プログラムの立案」など

【日薬】日薬研究助成の事業を決定/「医療デジタルデバイスを活用した患者アセスメント教育プログラムの立案」など

【2022.12.22配信】日本薬剤師会は12月22日に定例会見を開き、一昨年に創設した助成研究事業である「薬剤師職能振興研究助成事業」について採択事業を報告した。


 厳正な審査の結果、 令和4年12月13日の理事会で採択された。以下の3事業(敬称略)。

■石塚 洋一 (いしつか よういち・46歳) (所属: 熊本大学薬学部・大学院生命科学研究部)
薬剤師業務のデジタル・トランスフォーメーション (DX) を加速する医療デジタルデバイスを活用した新しい患者アセスメント教育プログラムの立案と評価」
助成額1,950,000円

■村木優 (むらき ゆういち・46歳) (所属: 京都薬科大学臨床薬剤疫学分野)
「薬局薬剤師による AMR 対策への提言に向けた居宅訪問による抗菌薬適正使用の実態調査」
助成額 1,800,000円

■朝居 祐貴 (あさい ゆうき・33歳) (所属: 国立病院機構三重中央医療センター)
「慢性腎臓病患者における自宅での血清カリウム値の適正化を目指した保険薬局の介入~カリウム制限食への意識向上を目指した多職種連携~」
助成額 1,130,000円

 助成の広報は7月6日に県薬通知を発出し、 日薬ホームページに募集要項を掲載。 また、日本保険薬局協会、日本チェーンドラッグストア協会、 薬学部長 (全国79大学)にも募集要項を郵送した。
 審査は審査委員が各自「新規性」 「重要性」 「発展性」 「実現性」 「社会的意義」 の5つの観点で評価を行い、 事前審査採点表に採点結果を記入した。事前審査採点表の結果、 絞られた高得点の上位15件について審査を行った。 各審査委員が 「当日審査採点表」 に、 採択されてもよいと考える研究3件を選択した。

 同事業は、医療及び薬事衛生における薬剤師職能及び薬局機能について、発展を希求する研究や状況調査に対して助成し、もって国民の健康な生活に貢献することを目的に創設されたもの。

この記事のライター

最新の投稿


【ジェネリック学会OTC分科会】生活習慣病薬のスイッチOTC化の推進で提言書公表

【ジェネリック学会OTC分科会】生活習慣病薬のスイッチOTC化の推進で提言書公表

【2025.10.13配信】日本ジェネリック・バイオシミラー学会のOTC医薬品分科会(分科会⾧・武藤正樹氏)はこのほど、活習慣病薬のスイッチOTC化の推進で提言書を公表した。10月11日に盛岡市で開催された「日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会 第19回学術総会」「OTC医薬品分科会」のシンポジウムの場で示したもの。シンポジウムは日本OTC医薬品協会当の共催。


【日本薬剤師会】地域連携薬局「基本的な考え方」で質疑/奈良県薬・後岡会長

【日本薬剤師会】地域連携薬局「基本的な考え方」で質疑/奈良県薬・後岡会長

【2025.10.11配信】日本薬剤師会は10月11日、都道府県会長協議会を開催。質疑の中で地域連携薬局の「基本的考え方」について質問が出た。奈良県薬剤師会会長の後岡伸爾氏が質問した。


【日本薬剤師会】高市新総裁誕生にコメント/岩月会長

【日本薬剤師会】高市新総裁誕生にコメント/岩月会長

【2025.10.08配信】日本薬剤師会は10月8日に会見を開いた。この中で自民党新総裁に高市早苗氏が就任したことについてコメントした。


【日薬】医薬品情報共有「N-Bridge」運用開始/薬剤師会に対しては従来のFAXコーナーから切り替え

【日薬】医薬品情報共有「N-Bridge」運用開始/薬剤師会に対しては従来のFAXコーナーから切り替え

【2025.10.08配信】日本薬剤師会は10月8日に定例会見を開き、医薬品情報共有機能を含めた薬局DX基盤サービス「N-Bridge」の運用を開始すると説明した。薬局に対しては、電子お薬手帳・処方箋受付・医薬品情報共有・医薬品発注等の機能を統合したシステムを提供する。電子お薬手帳システム等を続合し、各都道府県・地域・支部 薬剤師会に対して従来のFAXコーナーから切り替えを行う見込み。


【エフィエント錠】PTPシートのGS1コード誤表示/第一三共

【エフィエント錠】PTPシートのGS1コード誤表示/第一三共

【2025.09.30配信】このほど、抗血小板剤「エフィエント錠3.75㎎」のPTPシートに印字されたGS1コード(調剤包装単位コード)に誤りがあったとして、製造販売元の第一三共より報告がされている。それを受け、日本薬剤師会でも注意喚起の文書を発出した。