【日本薬剤師会政策提言2022】「薬学部定員の削減」明記

【日本薬剤師会政策提言2022】「薬学部定員の削減」明記

【2022.05.30配信】日本薬剤師会はこのほど、「日本薬剤師会政策提言2022」を公表した。「薬学部定員の削減」を明記した。昨年の「2021」では「入学定員総数の適正化」と表現していたが、今回は「削減」の表現まで踏み込んだ。


 「日本薬剤師会政策提言2022」で以下のように記載した。

■大学薬学部・薬科大学の入学定員総数の削減

 6年制薬学部・薬科大学は、令和3年度で、既に79校、定員で11,797人に達しているが、薬剤師国家試験合格率が50%に満たない大学もあること、またそうした大学では過半の薬学生が薬剤師になれない事実が示されている。学部新設に際して、私立大学にも助成金が交付されている現状に鑑み、薬学教育の質を確保し、国費を有効に活用する観点から、文科省においては、薬学部・薬科大学の新設抑制、定員総数管理や入学・教育課程・卒業に関する合理的な基準を設定するなどして薬学部・薬科大学入学定員総数の削減を行うべきである。

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