【日本薬剤師会】服薬フォローアップの現状調査へ

【日本薬剤師会】服薬フォローアップの現状調査へ

【2023.06.07配信】日本薬剤師会は6月7日に定例会見を開き、服薬フォローアップの現状について調査することを明らかにした。


在宅業務における処方提案の現状も調査

 日本薬剤師会は「2023年度全国薬局連携調査」を実施する。

 同調査は、薬局薬剤師が行っている疑義照会の実態状況等を把握し、その内容や経済効果等を解析することで、薬剤師業務の有用性を評価することを目的としている。

 平成25年度および平成27年度の調査に続いて行うもの。旧調査名称は「全国薬局疑義照会調査」。

 今年度調査では、近年の薬剤師業務の変化も踏まえ、薬剤師による在宅業務における処方提案等の情報提供、 服用期間中のフォローアップ業務等についても調査する。

 対象は、無作為抽出した全国約6000施設の保険薬局 (このうち、調査協力に同意し、事前にエントリーを行った施設が回答)。

 令和5年5月24日 (水)より発送予定。
 調査期間は令和5年6月12日 (月) ~18日 (月) の1週間における疑義照会状況等。

 回答方法は、Web ページ上での入力。東京理科大学薬学部(鹿村恵明教授)へ委託して実施する。

 日薬では、「対象施設から照会を受けた場合には、 積極的に参加していただくようお伝えいただくなど、ご協力を賜りたい」と都道府県薬剤師会へ通知した。

 調査結果は秋にはまとめたい考え。

この記事のライター

関連するキーワード


全国薬局連携調査

最新の投稿


【厚労省】“研究用”抗原検査キット、薬機法で取り締まりの方向/該当性判断の上

【厚労省】“研究用”抗原検査キット、薬機法で取り締まりの方向/該当性判断の上

【2024.07.25配信】厚生労働省は7月25日に「厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会」を開催し、体外診断用医薬品の特性を踏まえた制度の見直しについて議論した。その中で「研究等の医療以外の用途を標榜する試薬の提供業者への対応」を議題とした。


【日薬】オーバードーズ問題でマニュアル作成を検討中

【日薬】オーバードーズ問題でマニュアル作成を検討中

【2024.07.24配信】日本薬剤師会は7月24日、都道府県会長協議会を開催した。


【厚労省】処方箋保存期間の検討を提示/薬局検討会

【厚労省】処方箋保存期間の検討を提示/薬局検討会

【2024.07.19配信】厚生労働省は、現在3年間となっている処方箋の保存期間について見直す方針を示した。「第7回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で提示した。診療録の保存期間が5年となっている中、電子処方箋については処方箋を調剤済みとなった日から5年間保存するサービスを提供しているなどの環境変化を挙げている。今後、制度部会で議題とする方針。


【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表

【コンソーシアム】大阪市から調剤外部委託で4社8薬局が確認通知受領を公表

【2024.07.19配信】薬局DX推進コンソーシアムは7月19日、大阪市から調剤業務一部委託事業の確認通知を受け取ったと公表した。


【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書

【日本保険薬局協会】健康サポート薬局と地域連携薬局「違いない」/厚労省検討会に意見書

【2024.07.19配信】日本保険薬局協会は7月19日に開かれた厚労省「第7回 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」で意見書を提出した。「健康サポート薬局、地域連携薬局、地域支援体制加算届出薬局が描く薬局像は、小異こそあれ、分立させるほどの違いはない」とした。


ランキング


>>総合人気ランキング