協会は10代の子供による市販薬の乱用を防ぐ目的から、加盟する会員企業の店頭、および各社SNSなどを活用した10代の市販薬乱用防止活動実施を検討する。
背景には国立精神・神経医療研究センターの調査で、10代の子供や女性による市販薬の乱用が増える傾向にあると指摘されていることがある。特に10代では各種薬物のうち市販薬の乱用が突出して多く、その割合も増加していると報告されている。
協会では、店頭での声掛けによる啓発活動とともに、会員企業各社のSNSなどを通じて乱用防止を呼びかけ、10代の子供たちの目的外使用を防ぐ活動を展開する予定。
実施期間については準備でき次第開始するとしており、夏のJAPAN ドラッグストアショーや秋の声掛けキャンペーンとも連動を検討する。
現時点での検討案として、医薬品登録販売者等スタッフによる店頭での声掛け活動や、NPOなど相談窓口との連携・協力、相談窓ロリーフレットの配布を挙げる。
また、会員企業各社SNSなどを活用し啓発するほか、外部団体 (メーカー系団体、NPO) との連携によるイベント実施、厚生労働省、自治体との情報共有と啓発活動の連携も視野に入れる。

【ドラッグストア協会】「10代の市販薬乱用防止キャンペーン」検討
【2023.04.14配信】日本チェーンドラッグストア協会は4月14日に会見を開き、「10代の市販薬乱用防止キャンペーン」を検討していることを明かした。
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