日薬の説明によると、電子処方箋に使用する薬剤師資格の電子署名(HPKI)の申請書受付は、10月7日段階で2500枚となったという。
一方、実際の発行については10月12日ごろを見込んでいるとした。
1週間程度、予定から遅れが生じている理由として、カード破損の時にもクラウド上で認証を可能とする「セカンド電子証明書」の仕様確定が遅れており、10月12日に確定が見込まれていることによるという。
実際の発行では、①HPKIカード(カードそのもの)と、②セカンド電子証明書(紙にアクセスするための情報を印刷したもの)を2つセットで渡すことを見込んでいるため、セカンド電子証明書の仕様が決まらないと発行ができない状況があるとした。
さらに日薬はセカンド電子証明書の優先発行を行うことも選択肢として提案した。
理由として、HPKIカードそのもののカードの調達がコロナ蔓延やウクライナ危機によって不調になっているという。これは薬剤師会だけでなく、日本医師会でも同様の状況だと伝わっているという。
そのため、調達ができる紙への印刷となるセカンド電子証明書を先に都道府県薬剤師会から対面で発行したのちに、HPKIカードを本人限定受け取り郵便(特定型)で本人宛に送付することも選択肢とするという。
なお、セカンド電子証明書は電子処方箋で利用可能。
【日本薬剤師会】HPKI発行は10月12日見込み/クラウド証明の先行発行も検討
【2022.10.08配信】日本薬剤師会は10月8日、都道府県会長協議会を開催し、この中でHPKI発行の状況について説明した。
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