【日本褥瘡学会】「褥瘡・創傷専門薬剤師」の認定開始を決定/薬剤師の在宅での介入が検討されていることも背景

【日本褥瘡学会】「褥瘡・創傷専門薬剤師」の認定開始を決定/薬剤師の在宅での介入が検討されていることも背景

【2022.07.05配信】日本褥瘡学会は7月4日、薬剤師会員を対象に「褥瘡・創傷専門薬剤師」の認定を開始することを決定したと公表した。


在宅褥瘡分野でも薬剤師の介入が検討されている現状を考慮

 「2024 年度 日本褥瘡学会 褥瘡・創傷専門薬剤師 認定審査に関する公示」をHPで公表した。薬剤師会員を対象に「褥瘡・創傷専門薬剤師」の認定を開始する。

 今回の褥瘡・創傷専門薬剤師の認定の背景として、今年度の診療報酬改定でも入院基本料の施設基準要件に薬剤師が褥瘡評価に関わることが追加され、在宅褥瘡分野でも薬剤師の介入が検討されていることを挙げている。
 「褥瘡に関わる薬剤師が医療チームの中で 他職種とともにさらに力を発揮できるために、本学会で褥瘡分野の専門薬剤師の育成を検討した結果」とする。

2022年8月27日、28日に開催の第24回学術集会から認定のための単位取得可能に

 認定開始は 2024 年度から。認定のための単位取得は 2022年8月27日、28日に開催の第24回学術集会より可能となる。
 同学会では、「多くの薬剤師の方々が褥瘡に介入する一助になれば幸いです」としている。

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