厚労科研の「地域共生社会における薬剤師の対物・対人業務の充実に関する調査研究」(研究代表者:入江 徹美氏=熊本大学特任教授)はこれまで、 調剤業務の一部外部委託について、患者の安全の確保や適切な業務のために必要な留意点等の検討を実施し、 調剤業務の一部外部委託における医療安全確保と適正実施のためのガイドライン(暫定版)を作成してきた。令和5年度においては、実際の薬局で調剤機器等を用いて、令和4年度に作成したガイドライン(暫定版)を踏まえた調剤業務の一部外部委託の検証等を実施することになっていた。
こうした取り組みを踏まえ、公開シンポジウム「地域共生社会における薬剤師の対物・対人業務の充実に関する調査研究」を開催する。
開催日時は2024年3月3日(日) 13:00-16:00。
開催方法はWeb開催で、YouTube Liveを予定。参加登録者 は3月8日(金)から3月22日(金)まで視聴可能とする見込み。
参加申込:は2024年3月1日(金)までに下記のURLで受け付ける。前日までに[ミーティングID][パスワード]を 送付する。
https://appmanage.cloud/kumamoto-u/symposium/20240303/
シンポジウムのプログラムは以下の通り(敬称略)。
■開会の挨拶:入江徹美(熊本大学大学院生命科学研究部)
第一部 研究成果報告(70分)
1. 「調剤業務の一部外部委託に関するガイドライン作成・シミュレーションを中心に」 入江 徹美
2. 「薬剤師の対物・対人業務の充実を図るためのニーズ調査」 武田 香陽子(北海道科学大学)
第二部 調剤の一部外部委託シミュレーションを通して、薬剤師の対物・対人業務の 充実と地域医療への貢献を考える(90分)
司会進行:橋場 元(日本薬剤師会)、萱野 勇一郎(日本病院薬剤師会)
3. 「地域医療における調剤の一部外部委託の可能性」 出石 啓治(いずし薬局)
4. 「調剤の一部外部委託に関するシミュレーションを通して」
・川口 向司(クリオネ北21条薬局)
・杉本 修康(株式会社わかば)
・⻘木 裕明(お〜ろら薬局 ひかりが丘)
・廣田 憲威(大阪ファルマプラン)
・寺脇 大(てらわき薬局城⻄ )
5. 総合討論:シンポジストに加え、酒井 哲嗣(日本薬科機器協会)氏が参加
■総括:太田 美紀(厚生労働省医薬局総務課)
■閉会の挨拶:武田 香陽子