中医協への日薬の参画はあくまで職能団体としての参画
日本保険薬局協会(NPhA)は10月8日の定例会見で、社会保障審議会の関係部会、および中医協への保険薬局事業者を代表する委員の参画を求めていく方針を公表していた。この表明に日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)も同調。日本保険薬局協会の要望を全面的に支援していく方針を示していた。
このことに関連して、10月14日に開かれた日本薬剤師会(日薬)の定例会見で、日薬としてのコメントを求める質問が出た。NPhAやJACDSが求めているのは診療側委員の「2号側」ではなく、“産業側”の委員を想定しているとされているが、要望の理由の1つには「チェーン薬局を含む保険薬局事業者の代表」としての参画を求めており、記者から「薬局関連団体の意見を日薬が集約できていないとも言えるのではないか」との質問が出ると、日薬会長の岩月進氏は「中医協への日薬の参画はあくまで職能団体としての参画である」との考えを示した。
「誤解のないようにお話をすると、いわゆる診療側は薬剤師という“職能”(としての立場)で出ている。事業者団体として出ているわけではない。(日薬として)チェーンにお勤めの薬剤師さんの評価をないがしろにしているとか、評価していないとかというご指摘をいただくことはたぶん違うのではないか。チェーンで効率化しているのに、という話は、それは“業態”としての話。そこで意見が合うか、合わないかと言われてもそこは違うのではないか。薬剤師がした仕事が患者さんにどういう貢献をしたのかということが点数として書かれていくわけですから、そこをどう理解するのかということを前提にして話をしないと噛み合わないことが出てくる可能性はある」(岩月会長)。
重ねて、今後の3団体間の意見交換における考えを問われると、岩月会長は「(われわれは)日本薬剤師会ですから、薬剤師をどう評価するのかということに関して、やっぱり勤めている環境によって大きな違いが出ることは好ましくないので、そこは3団体で揃えて、薬剤師職能を理解していただいて、評価していただこうという(点で話し合う)。おそらくそこは大きな違いは多分ないだろうと思っている」と話した。