【薬剤師臨床研修】厚労省概算要求10億円/日病薬は歓迎意向

【薬剤師臨床研修】厚労省概算要求10億円/日病薬は歓迎意向

【2026.10.07配信】日本病院薬剤師会(日病薬)は10月7日に定例会見を開き、厚労省の令和9年度概算要求について、歓迎する意向を示した。


日病薬、「100施設での実施も」とも目標掲げる

 厚労省の令和9年度概算要求では「薬剤師臨床研修の社会実装事業」として、10億円を計上した。

 日病薬会長の武田泰生氏は、事業の内容がこれまで日病薬の取り組みともマッチする内容だとし、「概算要求の段階ではあるがぜひ獲得いただきたい」と歓迎する意向を示した。

 概算要求の事業では単一施設での臨床研修ではなく、グループや地域で連携することで一定の臨床研修ガイドラインにのっとった臨床研修を目指すとの内容を記載している。
 日病薬では令和8年度にすでに全国31グループにて臨床研修を開始している。
■記事:【薬剤師臨床研修】全国31グループで“病院間”連携で実施/日病薬
https://www.dgs-on-line.com/articles/3306 

 概算要求が通った場合について、記者から「令和8年度の全国施設を踏襲して令和9年度も進めることは想定されるか」と質問が出ると、武田会長は、10億円という金額規模からすると、卒後臨床研修を大々的に進める方向が示される可能性もあるのではないかとするとともに、日病薬としては31をモデルとして生かしつつも、31に限らず実施グループを拡大していく方針を示した。「場合によっては100ぐらいも目指したい」(武田会長)と述べた。

創薬人材育成への国の期待も背景

 事業概要には創薬人材としての病院薬剤師への期待も記載されている。

 川上純一副会長は「国の創薬人材への期待も今回の重要な要素ではないか」との見解を示した。
 これまでも病院薬剤師は研究や創薬に携わってきたが、創薬研修プログラムを「俯瞰してまとめたということはおそらくない」(川上副会長)とし、「今後、我々(日病薬)としても積極的に関わり、主導、先導できるならしていきたい」と創薬人材育成への貢献にも意欲を示した。

この記事のライター

関連するキーワード


日本病院薬剤師会

関連する投稿


【薬剤師臨床研修】全国31グループで“病院間”連携で実施/日病薬

【薬剤師臨床研修】全国31グループで“病院間”連携で実施/日病薬

【2026.08.20配信】日本病院薬剤師会は8月19日に定例会見を開き、薬剤師臨床研修事業の実施について説明した。全国31グループを認定し、地域の複数の病院や薬局が連携して臨床研修を実施する。単独ではガイドラインに準拠した臨床研修の実施が難しい医療機関でも施設間連携により可能とし、実施施設の増加を目指す。関連する調査研究や指導薬剤師のe-ラーニングは厚労省委託事業として採択された。


【病院薬剤師会】熊本の医療機関へ累計7名の薬剤師派遣/県と病薬の契約なく厚労省から派遣要請受託

【病院薬剤師会】熊本の医療機関へ累計7名の薬剤師派遣/県と病薬の契約なく厚労省から派遣要請受託

【2026.08.19配信】日本病院薬剤師会は8月19日に開いた定例会見で熊本地震への対応について説明した。


【日本病院薬剤師会】薬剤師のキャリア形成“ロードマップ”作成

【日本病院薬剤師会】薬剤師のキャリア形成“ロードマップ”作成

【2026.07.05配信】日本病院薬剤師会は薬剤師のキャリア形成における“ロードマップ”を作成していく方針を示した。6月20日に開かれた総会で武田泰生会長が会長演述の中で示した。


【日本病院薬剤師会】全副会長候補が当選/役員候補者選挙

【日本病院薬剤師会】全副会長候補が当選/役員候補者選挙

【2026.02.28配信】日本病院薬剤師会は2月28日に臨時総会を開催し、令和8・9年度役員候補選挙を行った。現任会長のほか、現任副会長も全員が当選した。正式には6月の通常総会での承認をもって就任となる。


【病院薬剤師会】診療報酬改定議論「期待」/転所時評価などの要望反映で

【病院薬剤師会】診療報酬改定議論「期待」/転所時評価などの要望反映で

【2025,12.10配信】日本病院薬剤師会(日病薬)は12月10日に定例会見を開き、厚労省中医協で議論の進んでいる次期診療報酬改定について、期待できるとの見方を示した。日病薬が要望事項に挙げていた転所時の情報共有への評価などが俎上にのっていることなどを評価した。


最新の投稿


【ロキソニン2類移行議論】JACDS、「薬剤師の管理下は一切考えていない」

【ロキソニン2類移行議論】JACDS、「薬剤師の管理下は一切考えていない」

【2026.10.06配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は10月6日に定例会見を開いた。


【ドラッグストア協会】敷地内薬局出店、協会企業は「積極的にはない」

【ドラッグストア協会】敷地内薬局出店、協会企業は「積極的にはない」

【2026.10.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は10月6日に定例会見を開いた。この中で記者から敷地内薬局開設をめぐる裁判についてコメントを求める質問が出た。


【ドラッグストア協会】市販薬オーバードーズ対策研修実施/青森県学校薬剤師会も講師

【ドラッグストア協会】市販薬オーバードーズ対策研修実施/青森県学校薬剤師会も講師

【2026.10.06配信】日本チェーンドラッグストア協会は10月6日に定例会見を開き、「市販薬オーバードーズ対策とゲートキーパー支援研修」を開催していることを報告した。


【日本薬局方外生薬規格】センナエキスなど新規収載/パブコメ

【日本薬局方外生薬規格】センナエキスなど新規収載/パブコメ

【2026.10.06配信】厚生労働省は10月6日、「日本薬局方外生薬規格 2026(案)」についてパブコメを開始した。センナエキスなどを新規収載するほか、既収載の18 品目について確認試験等を改正する内容。


【通販の日本直販】薬局事業に参入/「暮らしと健康を支える総合サービス」へ

【通販の日本直販】薬局事業に参入/「暮らしと健康を支える総合サービス」へ

【2026.10.05配信】通販事業を展開する日本直販株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:水谷 彰孝氏)は10月1日、薬局事業へ参入し、2026年10月1日に東京都品川区に第一号店となる「日本直販薬局」を開局したと公表した。これまでの総合通販から「エンタメ、グローバル、DX」を軸とした“総合サービス(WEB3.0)”企業へ進化する取り組みの一環としている。


ランキング


>>総合人気ランキング